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遠藤宏之「三陸たびガイド」 [旅・出張]


三陸たびガイド

三陸たびガイド

  • 作者: 遠藤 宏之
  • 出版社/メーカー: マイナビ
  • 発売日: 2014/06/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



本屋で目について買いました。

東日本大震災は自分にとって大きな事件でしたが、ボランティア活動にも参加する機会を逸し、何かできることはないのかと気にかかっていました。なので、2011年から毎年ごちそうを食べに南三陸には行っていました。

このガイドの著者は旅行の専門家ではなく、地図会社に勤めているそうです。
陸前高田のおみやげ屋にも「地図屋が書いたガイドブック」として並べてありました。
仕事で震災後の三陸に行くことがあったようですが、ショックを受けるとともに、やはり何ができるのだろうと考えていたそうです。
実は、仕事をしながらシンガーソングライターとしても活動しているそうで、三陸を旅をしながら演奏するイベントに参加したところ、かけがえのない思い出を得た対価として経済効果をもたらしていることに気がついたそうです。

それをきっかけとした本書は、「気軽に旅をする」ことで、思い出を作り、それが支援にもなるのだというコンセプトで作られています。ボランティアでなくても、高い問題意識を持っていなくても、三陸を訪れて何かを感じ、思い出を作って欲しい。

まさに我が意を得たりというところです。

対象範囲は岩手県の久慈から宮城県の東松島まで。
それぞれの街の紹介には東日本大震災の際の被害のデータが示されており、復興に関するコラムも充実しています。
店の紹介でも、被災地を知る上で欠かせない復興商店街は必ず取り上げられています。
もちろん、景色や人の写真が豊富に用いられ、交通手段も丁寧に解説され、ガイドブックとしてもしっかりしています。

この本を手にして行って見るか、と思ったところ、すでに行った南三陸に加えて、久慈、宮古、釜石、大船渡、陸前高田、気仙沼に行くことができました。やればできますね。

南三陸だけ行ったときと違う発見は、街毎に当然のことながら地形も異なり、被害も異なり、復興状況も異なるということです。ひとくくりに「被災地」とはいいにくい現状があります。

宮古は通っただけですし、最大の犠牲者を出した石巻はまだです。
あともうひとがんばり。

あ。ちなみに、魚介類はどこも本当に豊富で美味しいです。
(久慈の生ウニ丼とまめぶ汁)
hachinohe_kuji_045.jpg



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