大塚清吾「シルクロード 飛天の舞いに見せられて」 [読書(教養書・実用書)]
河西回廊の旅行中の読書。
というか、読んでから旅行しようと思っていたのに、時間がなくて持って行く羽目になりました。
著者はあのNHKの「シルクロード」の取材に参加したとのことで、そのエピソードを交えながら、西安、敦煌、タクラマカン砂漠を紹介しています。行っても見られない?写真も豊富です。
タイトルにもなっている飛天の話は敦煌の部分に出てきます。
初期の飛天はインドの影響を受けていて、筋骨隆々としたズボンをはいた人がジャンプをしていて、まるで体操のようです。それが時代を下るほどスリムになり、天衣でふわりと飛ぶようになります。
法隆寺金堂の飛天も同じような飛び方ですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%95%E9%9A%86%E5%AF%BA%E9%87%91%E5%A0%82%E5%A3%81%E7%94%BB
ちなみに、天使のような有翼天人は、なぜか敦煌以東には伝わらなかったそうです。もちろん日本にも。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9B%E5%A4%A9
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