SSブログ

対馬 [旅・出張]

先日、ちょっと対馬に行ってきました。

飛行機で対馬に近づくと、海にせり出した岩が海岸線を作っています。
これは平地少ない。
対馬空港は島の真ん中のくびれたあたりにあり、滑走路の下を幹線道路がトンネルで通っています。
泊まった宿の人も「島に来たと思ったら山ばっかりとかね。」と言っていましたが、本当に山道ばかりで、トンネルも多数。
平地が多い壱岐と対照的だそうです。壱岐は行ったことないですが。

レンタカーを借りて、小茂田浜(こもだはま)神社。誰もいない。
ここは元寇の古戦場ということになっています。

日本の最前線である対馬は二度の元寇でも最初に攻撃を受け、甚大な被害を出しました。
最初の文永の役では蒙古軍の1000人の兵が上陸し、僅か80騎で迎え撃った宗資国以下は全滅します。
その場所に建てられたのがこの神社です。
桜が少し残っていました。

tsushima_001.jpg

島の南端の豆酘崎(つつさき)まで行った頃はちょうど夕陽。
他にはカップルが一組だけ。
tsushima_013.jpg
tsushima_008.jpg

豆酘崎(つつさき)から戻る道で、大きな動物が立ちはだかっていると思ったら鹿でした。
一匹かと思ったら群れがいて逃げないでこちらを見ています。写真を撮ろうと思ったらぱっと散って距離をとられてしまいましたが。
小さなイノシシもいて、こちらはちょこちょこ走って逃げていきました。
tsushima_015.jpg

対馬は山がちで電波状況が悪く、豆酘崎でも圏外となりましたが、そこから電波が入るところに戻ったところで、ドコモから海外1dayパケのSMSが届いていました。いや、ここ日本なんですけど。

さて、多久頭魂(たくづだま)神社を見てから厳原(いずはら)に一泊し、翌朝は街歩き。
tsushima_024.jpg

街中にはぽつぽつと石垣があります。
これは火切石と行って防火壁のようです。
tsushima_040.jpg

八幡宮神社に行くと韓国人観光客の団体。
tsushima_025.jpg

対馬歴史民俗資料館に行っても、入館者は韓国人ばかり。駐車場も韓国人のツアーバスばかり。
tsushima_027.jpg

韓国人が多いこともありますが、日本人観光客が少ない。
地理的に日本本土より韓国に近く、日本人にとっては普通の田舎ですが、韓国人にとっては海外旅行だと言うことでしょうか。

町を貫く川沿いの欄干には古くからの朝鮮とのつながりを示す意匠と、現在の複雑な状況を表す表示が。
まあ、今に始まったことではなく、朝鮮との関係の中で歴史を紡いできた土地です。
tsushima_041.jpg
tsushima_042.jpg

厳原の町を出て、和多都美(わたづみ)神社。
鳥居が海の中にあります。
ここはさすがに観光地らしく、観光客が沢山いました。日本人は一グループだけでしたが。

近くの烏帽子岳展望所からは浅芽湾(あそうわん)が一望できます。ポスターにもなっている景色。
対馬は一応一つの島ですが、くびれているあたりの一番深い湾が浅芽湾。リアス式で海は穏やか。
ここも昼頃になると韓国人のツアーバスで占拠されていました。すごいです。
tsushima_051.jpg

木坂海神神社を見てから、万関橋(まんぜきばし)を通って戻りました。
対馬は真ん中でくびれていて、上島、下島に分かれています。
陸が細くなっているところには船越という地名が着いていて、昔は船を下りたり、あるいは船を運んで渡ったそうです。
その後、水路を切ったので、今では橋が架かっています。
ここはすごい風で吹き飛ばされそうだった。
tsushima_061.jpg

交通標識や案内板は島内全部韓国語併記です。
tsushima_062.jpg


とにかく韓国人観光客が多い(日本人観光客が少ない)ので、アウェイ感がありますし、割と観光地化されていなくて、観光客向けの店とか少ないです。
でも、車で走っているとぽつりぽつりと見える港はのんびりしていて、次回は釣り竿持ってきたいな、と思いました。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。