中欧・東欧旅行（ダイジェスト）

遙か昔に感じますが、夏休みは中欧、東欧の5か国6都市をさーっと巡ってきました。

まず、ロンドン経由でポーランドのクラクフ。
近郊のヴィエリチカ岩塩坑へ。ここは世界遺産になっています。
坑内に教会がいくつもあります。
事故が多い現場、祈ってから仕事を始めたそうです。


そして、翌日はアウシュビッツへ。
これはガス室。意外に小さい。
何でもない建物ですが、ここで何人もの命が奪われたことを考えると厳粛な気持ちになります。
近郊のビルケナウも見学しました。
戦後、多くの関係者は「自分は命令に従っただけだ。」と言ったそうです。


クラクフの街自体も世界遺産になっています。
大きな広場に面した聖マリア教会、まあ普通の教会でしょう、と思ったら青で埋め尽くされた美しいものでした。
カトリックの国ですが、他の教会の建物も、イタリアのルネッサンス様式のようなものがあったりして、中欧というのは不思議なところです。


さらに、皆ピエロギという餃子をばくばく食べていて、中欧というのは不思議なところです。
皮は日本の餃子より少し厚いものの、焼いたもの、煮たもの、揚げたものがあり、中身も豊富。


堪能したクラクフの次は、夜行列車でスロバキアのブラチスラバへ。
首都とは言え、とても小さな街で、これといった見所も限られています。
でも、これぞ欧州の街という落ち着いたところで、こざっぱりとして雰囲気の良いところでした。


今度はドナウ川を船で遡ってウィーンへ。


べたな観光をしてから今度は飛行機で、ルクセンブルクへ。
ここも見所盛りだくさんという訳ではないですが、何より自然の要塞の上に作られた街が面白い。
そして、いろいろな言語が飛び交う不思議な国でした。


最後の国はベルギー。
最初はルクセンブルクからほぼベルギーを横断してブルージュへ。
かつて交通の要所として栄えたものの、その後衰退したために古い街並みが残っている観光地です。
街自体、かつては今よりずっと人口が多かったそうです。
そして、丸くと広場に立つ巨大な鐘楼も、かつてはこの上にさらに木造の塔が建っていたそうです。


旧市街は水路で囲まれていてボートで観光できます。
ジグザグな正面が特徴的な屋根は、この地域一帯で見られるものだそうです。


こうしていろいろな国を続けて移動していくと、国毎に随分物価も異なり、ルクセンブルク、ベルギーはかなり高いです。
しかし、食べざるを得ません。



最後は鉄道でブリュッセルまで戻り、食事と買い物をして帰ってきました。
ブリュッセルは今週もテロがあったようですが、行った時点でも街には二人組でマシンガンを持った兵士が目立ち、ものものしい雰囲気でした。