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ロマンティック・ロシア [芸術]

「また お会いできますね。」

というキャッチコピーが街に溢れている、「ロマンティック・ロシア」を見てきました。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/18_russia/

ポスターになっているクラムスコイの「忘れえぬ女」(あるいは「見知らぬ女」)は、まさにモスクワの国立トレチャコフ美術館で見て印象的だったので、まさに「また お会いできますね。」という感じでしたが、この絵は何と8回も日本に来ているのだそうです。

19世紀末のロシア絵画ということで、「移動派」がテーマです。
フランスでは印象派など、写実から離れた絵が模索された時代に、宗教絵画から脱したロシアは写実的に風景を描いていたことになります。

モスクワでも見たレーピンや、アイヴァゾフスキーも良かったのですが、イサーク・レヴィタン「樫の木」や、空が広い麦畑のイワン・シーシキン「正午、モスクワ郊外」が気に入りました。

ただ、最近日本美術を多く見ているせいか、どの絵画も、対象が中心になる構図、近い部分に明るい色を使った遠近法を使っていて、決まり通りというか、ちょっと窮屈な感じがしました。

その中で、改めてクラムスコイの「見知らぬ女」を見てみると、この絵だけ背景が大胆に省略されているところが面白いと思いました。

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