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伊豆半島一周 [旅・出張]

9月の3連休、どこに行こうか決まらず、土曜日になっても悩みました。
近場に行こうとしても、台風15号の影響で、千葉や伊豆諸島には行ける状況ではありません。
結局昼になって伊豆半島を一周することを思いつき、出発。

今回は伊豆半島を反時計回りにまわってみることにして、まずは沼津に1泊。
沼津はそれほど大きな町ではないものの、繁華街もそれなりに活気がありますね。

翌朝は快晴。
沼津港大型展望水門「びゅうお」を見ました。
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これは津波による水害を防ぐためのものらしいですが、展望台にもなっていて、ボランティアが説明もしています。
富士山の景色と、透き通った青い海が印象的でした。
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ここから伊豆半島に入り、海岸線を走って、戸田。
「とだ」ではなく「へだ」。
ここは小さな湾になっていて、古くからの戸田港があります。
最近読んでいる地学の本の通り、湾には砂嘴が発達しています。
湾の中の海はとても穏やかで、海水浴をしている人も楽しそうでした。

砂嘴の先には造船博物館があります。
静かな港町ではありますが、ここ戸田は近代造船発祥の地なのだそうです。
幕末にロシアのプチャーチンが通商を求めて日本にディアナ号で訪れましたが、1854年の安政東海地震で大破、修理を試みるものの沈没してしまいます。
そこで、ロシア人船員の指揮の下、日本の船大工の力を借りて新たに帰国するための船を作ったのがここ戸田で、作られた船はヘダ号と名付けられたそうです。

また、この戸田は深海魚が食べられる食堂が並んでいて人気があります。
赤ムツ(ノドグロ)を食べました。

さらに南下して土肥金山。
伊豆半島で金が採れたとは知りませんでした。
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続いて、堂ヶ島で定番の洞窟めぐりボート。
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ここまでの西伊豆、海沿いを走り、海の向こうには富士山が見えて絶景です。
海も美しく、釣りをしている人もたくさんいてうらやましい。
また、結構起伏があって、山道も通ります。
ドライブは楽しい。
地形や雰囲気は離島のようで居て、東京からの近くにこんなに良いところがあるのかと驚きました。
ただ、観光客は多く、コンビニも多い。

夕方になって、松崎という小さな町を訪れました。
伊豆半島の町によくあるというなまこ壁があります。ただ、この場所だけ。
むしろ、その先にある明治商家中瀬邸が素晴らしい。
日本家屋の欄間や障子の幾何学的なデザインは本当に素晴らしいと思います。
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町は桜の季節も美しいとのこと。
また来てみたい場所です。
少し郊外には国指定重要文化財岩科学校があります。
和洋折衷で学校とは思えぬ不思議な建物です。
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伊豆半島の最南端、石廊崎(いろうざき)に着いたのは日が暮れた直後。
波はもちろん、風がものすごく強かった。
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暗い中、下田に向かう途中、道にイノシシが登場してちょっとびっくりしました。
この日は下田に泊まり、寿司を食べに街に出ましたが、なんと海が荒れていて、名物の金目鯛を食べられず。
これまたまた来る必要がありますね。

翌朝は下田の町を見学。
下田ロープウェイで寝姿山に登ると、下田の町や下田湾が一望できます。
この小さな湾に、黒船がやってきたのですね。
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町に降りて、稲田寺(とうでんじ)、宝福寺、下田開国博物館、了仙寺、黒船ミュージアムMOBS。
唐人お吉やら、ペリー来航の様子。
いち早く開港された下田は、欧米では一番有名な日本の町でした。
ちょっと面白いのは寺を見ると、関東なのにシキビが供えられていたところです。

ブラタモリでも出たペリーロード。
ここは観光地としても整備されていて、しゃれたカフェなどもあります。
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全体として、下田は観光客が減っているとのこと。
確かに東京からはちょっと時間がかかりますが、電車で行ける半島、なかなか良いと思うのですけどね。
最後にダメ押しに寿司を食べて、5時間かけて東京に戻りました。

海岸線をまわったので、見られなかった内陸部も含めて、また行ってみたいところですね。
今度はできれば電車で行くか、時計回りにまわってみたいです。

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