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東京都美術館「コートルード美術館展」 [芸術]

このところ旅行や引っ越しにかまけていて、美術館に行ったのは5月が最後。
しかし、美術検定3級を受けて再び活性化され、不得意な西洋美術も学び直しだと思っていってきました。

コートルード美術館展
https://courtauld.jp/

ロンドンには何度も行っているのに知らなかったコートルード美術館というものがあり、たまたま改装をしているために、その間に収蔵品が日本に来たと言うことのようです。

対象にしているのは印象派とポスト印象派。
日本でも人気があって、自分でもある程度は知っている分野だったので楽しみつつ、知識を広げることが出来ました。
というより、ある程度知っているどころか教科書に乗っているような主要な絵が並んでいて、ちょっとびっくりしました。

セザンヌについては、これだけまとまってみたのは初めてだったので、勉強になりました。
印象派の絵とは明らかに違うし、美しい景色とは言え、何でもない風景も書いているんですよね。
絵によって色も随分と違う。
有名な「大きな松のあるサント・ヴィクトワール山」は赤っぽいけども、「ジャス・ド・ファン・ファンの高い木々」は緑っぽい。

そして、遠近法を無視して歪んだ空間や歪んだ人を意図的に書いている。
これは、「カード遊びをする人々」や「キューピッドの石膏像のある静物」を見ると明らか。

ドガの「「舞台上の二人の踊り子」も照明の明かりの陰影と動的な構図が、解説にもあったように写真のようです。

そして後半には展示会の顔となっているのはマネの「フォリー=ベルジェールのバー」。
美術検定3級の試験にも出題されて、なかなか苦戦させられたので、敵を見るように・・・ではなく、細部まで関心を持って、真面目に見ました。

そのほかにも、モネ、ルノワール、ピサロ、シスレー、スーラ、ルソー、ゴッホ、モディリアーニ、ロートレック、ゴーギャン、ボナールとこれでもかという大御所。

画家別にまとめられて展示されていることと、全体的に解説が丁寧なのが良かったです。
いくつかの主要な絵については別途絵の解説パネルがあり、構図等について説明されていました。
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