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京都国立博物館「佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」 [芸術]

会期終了間際の、京都国立博物館の展覧会に行ってきました。

佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美
https://kasen2019.jp/

kyoto_003.jpg

佐竹本三十六歌仙絵は、鎌倉時代に書かれた三十六歌仙のプロフィール、和歌と姿の絵が並べられた絵巻。
秋田藩主佐竹家に所有されていましたが、売りに出されることになりました。
しかし、あまりに高い値がついて買い手が現れない。
このままだと海外に流出するかも知れない。

ということで、なんと絵巻が切断されて、当時の財界人たちが分担して買い取ったというのが100年前、1919年の話。

諸行無常、栄枯盛衰でそれぞれの所有者も変わっていき、不明になってしまったものもある中で、そのほとんどが切断100周年に終結する、という少々芝居じみた展覧会でもあります。

切断したのが良かったのか悪かったのか。
ただ、切断したそれぞれは表装され、絵巻とは違って気軽に楽しめるようになりました。
また、それぞれの新たな所有者が工夫を凝らした表装そのものが見所です。

ただし、やはりこうした作品を楽しめるには、和歌の知識が必要で、書も楽しめる必要があり、ちょっと私には難しかったです。
なんて書いてあるかわからないですからね。

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