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海釣り [魚釣り]

今年は職場で釣りに行く機会が生まれ、ほとんど行かなかった海釣りにしばしば行くようになりました。

釣りをしない人からは「釣りなんて皆同じ」と思われそうですが、実はいろいろなジャンルに細分化され、道具もノウハウも楽しさも違います。
餌づりとルアーづりは違うし、川や湖の釣りと海の釣りも違う。
なので、釣り人同士でも話がかみ合わない。

私の場合、メインは「川や湖のルアー釣り」なので、「海の餌釣り」はある意味対極にあります。
そのため、まるで初心者のように知らないことだらけだし、カルチャーショックの連続です。

先日は船でイナダやアジを餌で釣ってきました。道具もこの際買ってしまいました。
改めて、同じ釣りなのに違いがあるのに驚きです。

まず、服装。
ジーンズにカジュアルな格好で行けば良い、というのではなく、船に乗るときは長靴が必須です。
雨具のようなものを着た方が良いみたいですね。
先日はジーンズに長靴で行ったらジーンズはびしょ濡れになり、さらにオキアミの臭いがついてとれなくなり、2回洗濯しなければなりませんでした。

次に竿。
船釣りの竿は、仕掛けを下に落とすだけなので、「投げる」という機能がまったく考慮されていません。
リール竿にはガイドという釣り糸を通す輪っかがたくさん着いていますが、これは抵抗にもなるので、投げる竿ではガイドを少なくしています。
しかし、今回買った竿にはたくさんガイドがついていて、見かけが随分違います。

DSC_1344.JPG

竿の曲がり方も先だけ曲がるもの、全体が曲がるものと種類がありますが、ファスト、スローではなく、7:3とか6:4とか言う言い方をします。
細かいことですが、ルアー用の竿を買うと、竿を運ぶときに入れるケース(袋)が着いてくるのですが、餌づり用の竿には着いていませんでした。これも違い?

リール。
まず第一に、海水は金属をさびさせやすいので、海水でも使えるリールを選ばなければなりません。
また、竿と同様に船用のリールでは、投げるという機能が考慮されていないため、糸を出すときにリールがまわりすぎて絡まないようにする、ブレーキが簡素です。
そして、何十メートルも仕掛けを沈めるので、深さを示す液晶ディスプレイが着いたリールを買いました。
淡水ルアー用のリールは投げるというのがかなり重要な機能であるため、ブレーキシステムが発達していますし、部材の一部に穴を開けたりして軽量化に余念がありません。

DSC_1341.JPG


糸も随分違います。
普段の淡水のルアー釣りではナイロンモノフィラメントという一番汎用的な糸にルアーを直結しています。
しかし、海の船釣りでは細くて強い(が摩擦に弱いとされる)PEラインという編み糸が主流で、糸の結び方から違ってきます。
YouTubeを何度も見て真似して結んだのに、当日結び目で切れてしまった・・・。

仕掛け。
ルアーだけ着いているのではなく、枝上に針がでた、2-3mもある仕掛けを扱うので、風で流れて隣の人に絡みそうになったり、そもそも自分の仕掛けが絡んだりして先日は後半ほとんどの時間絡んだ糸をほどいていて、釣りになりませんでした。

当然ルアーと餌も違いますね。
よく、女性が、釣り餌をつけるのが気持ち悪いと言いますが、普通に釣り人の私も気持ち悪くて、かなり抵抗があります。

釣れる魚も、淡水のルアー釣りでは狙った魚以外が釣れることはまずない一方、海釣りではいろいろな魚が釣れてきます。
かかった後、上げるまで何がかかったのかわからない楽しさがあります。

最後に釣った魚を必ず持って帰って食べるというのも海釣りの習慣ですね。
資源が乏しい淡水でそれをやると、魚が居なくなってしまいます。
淡水魚はあんまり美味しくないというのもあるかと思いますが。
YouTubeを見ながら必死にさばいたりしていますが、かなり凄惨な現場になってしまいました。

こうしてみると、本当に違う趣味という気さえしてきます。
どちらも楽しいけど。
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