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旧赤星邸 [日常]

今住んでいる家の近く、成蹊大学の前の五日市街道に面した広い敷地にコンクリートの壁で囲われた大きな屋敷が昔からありました。教会?修道会?らしき建物がありました。

さて、日本のバス釣りは、実業家の赤星鉄馬氏が、釣ってよし食べてよしの魚として、ラージマウスバスとスモールマウスバスを芦ノ湖に移入したところから始まります。
スモールマウスバスは定着せず、ラージマウスバスが「ブラックバス」として定着しました。

この2つの話が1つになったのは最近の話で、なんとこの近所の大きなお屋敷は、赤星鉄馬さんのお屋敷だったというのです。
その後修道会として使われていたものの役割を終え、武蔵野市に寄贈されて登録文化財になる見込みということで見学会があったので行ってきました。

申し込んだら案内が来たので、そんなものかと思いましたが、実際には10倍くらいの競争率だったらしい。

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コンクリートで巡らされた塀の中に入ると建物があります。
この建物は1934年にアントニン・レーモンドの設計により建てられた建物です。

赤星鉄馬は今で言う六本木に自宅があったが、関東大震災で半壊したため、「カントリーハウス」として所有していたこの土地に引っ越してきて建てたのがこの建物。

アントニン・レーモンドはフランク・ロイド・ライトの助手として帝国ホテル建設に関与した人物として知られており、戦時中はアメリカで、日本の家屋を焼き尽くすための焼夷弾の開発に協力した人物。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%89


戦後この建物はGHQに接収された後、カトリック・ナミュール・ノートルダム修道女会によってシスターの養成機関として使われてきましたが、2011年に最後の一人が巣立ち、閉鎖することになり、武蔵野市が所有することとなった。

建物は空き家なのであっさりしたもので、作り付けの家具が残されているものの、廃校のような感じ。
ドアや引手の位置が妙に低いのが時代を感じます。
今後耐震補強工事などを経て、5年後の2027年に一般公開される予定とのこと。
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