放送大学もいよいよ後期が開始。
この前の土日は中東問題に関する面接授業でした。

放送大学は、ラジオやテレビによる通信授業が主体ですが、20単位ほどは実際に教室で行われる面接授業で単位を取得しなければなりません。

内容としては、ヨーロッパのユダヤ人差別の問題から始まって、シオニズムの高まり、第1次世界大戦期のイギリスの三枚舌外交、イスラエル建国、パレスチナ自治政府の成立とその挫折という流れを追うもの。

パレスチナ問題は昔からある問題ですが、最近地中海の歴史、中央アジアの歴史と行った世界史を学んできていると、単なる事件ではなく、過去の歴史的な経緯というか構造というかが色濃く反映して今に至っているように考えさせられます。

本当はこういう問題は教室で議論しながら進めるとおもしろいと思うのですが、放送大学の面接授業は一般に人数が多いし、いろいろな属性の学生がいて、前提となる科目履修が求められたりすることもないので難しいかも。

前提知識を前提にして話を進めることは難しいし、進度がゆっくりでちょっといらいらしたりすることもあります。教室での質問もとんちんかん、というか質問ではなく自説の開陳だったりもします。

そう言った意味で放送大学、特に面接授業の限界もちょっと感じた週末でした。