この週末は天気も良く、紅葉も真っ盛りのようですが、11月は学生モードで、土曜も日曜日も放送大学の面接授業です。

一つ終わったのは西洋の修道院に関するもので、ベネディクト会、シトー会、カルトゥジア会、聖アントニオ修道会、騎士修道会、フランシスコ会、クララ会、ドミニコ会、カルメル会、イエズス会と主要な修道会をざっと見ていくものです。

西洋の歴史や美術を見る上で、カトリック、プロテスタント、正教といったキリスト教の大区分に加えて、修道会についても理解しておくことは重要で、建築の話などでもしばしば言及されます。

いろいろな修道会が出来て、最初は高い理想を目指していても堕落していってしまうというのは人間社会の業のようなものを感じます。また、観想修道会から托鉢修道会の展開は、宗教の大衆化、社会化という意味で、上座部仏教と大乗仏教の関係や、日本の浄土宗、浄土真宗の展開などを思い起こさせます。

まあ、何よりこうした話をいろいろ聞くと、なぜか本屋に行って買い物をしてしまうのです。
イタリア行きたい。

ヨーロッパを回った若い頃は、歴史、美術、建築の何の知識もなく、今から考えるともったいないことをしたな、と思います。