放送大学は一学期が終了し、今は試験シーズンです。
今日は放送大学の単位認定試験を初めて受験してきました。

放送大学の授業は放送授業と面接授業があり、放送授業は通常、テレビやラジオで受講するのみですが、中間に郵送で通信指導の問題を提出する必要があり、それで合格した場合、学期末に学習センターで単位認定試験を受けて単位を取得できます。

学習センターはやはり混んでいて、教室もいっぱいでした。1つの科目で1つの教室というわけではなく、教室の中でも列ごとに受験科目が分かれています。

さて、「現代の国際政治」は今回受講していた中でも楽しく勉強していたもので、テキストも厚いものになっています。
担当は高橋和夫教授で、中東の専門家というイメージがありましたが、アメリカやヨーロッパ、インド、中国にも目配りした内容になっています。やはりアフガニスタン、イラク、イランの内容が多いしおもしろいですが。

普段の放送授業では、まじめな顔でにこりともせず、最後に冗談を言って終わります。

今回の試験は、現代の国際政治について論じよ、という総決算のような内容。
論述式でしたが、普段から仕事で文章を書いているので、試験時間は50分ですが途中で抜けようかと軽く考えていたのですが、これが大苦戦。

構成をメモした上で軽やかに書き始めたのですが・・・だんだん手が痛くなってきた。
普段からワープロを使っていて、字なんて少ししか書かないので、400字くらいから手が痛くなってきて、著しくペースダウン。最後はのろのろになって、時間内に書き終わらないのではないかと焦りました。
結局5分前くらいに書き終わり、残り5分はしびれた手を揉んで終わりました。

ちなみに、回答は、冷戦が終了したことによってグローバルな経済圏が出現したこと、一方で資源も経済力もない国は見捨てられがちなこと、新興国が台頭してきて多極化したこと、地域的な経済圏が出現すると同時に分離独立の動きも見られること、環境問題など新たな問題が生じていること、IT、民主化、中間層の拡大、NGOなどの台頭によって国際政治の主体が多様化していることを書きました。