修理を依頼していた時計が帰ってきたので、受け取りに行ってきました。

この懐中時計は、先日遺産の処分で貸金庫を空けたときに出てきたもの。たぶん、祖父が使っていたものだと思う。
スイスのMOVADO社のもので、手巻き。リューズが1つしかなくて、ねじを巻くのはともかく、どうやって時間を合わせるのだろうといじっていたら、リューズがずぽっと抜けてしまった。

時計修理に持っていったところ、古いので修理できるかはわからないと言われた。修理できない場合は、アンティークを扱っている店で同型を入手し、部品を取り出すしかないという。
とりあえず、修理ができるか確認するために預けたところ、しばらくして連絡があり、修理できるとのこと。なんでも、同じ部品をわざわざ製作して修理するとのこと。さすが。でも、お値段\42,000、新品の時計が買えてしまう。躊躇したが、せっかくなので修理してみた。

ということで、戻ってきたのが上の時計。e-Bayなんかで出品されているものを見ると、たぶん20世紀の前半に作られたものだと思う。時間を合わせてもらって、ねじを巻いて動いているのだが、手巻きでおもちゃのように見えるくせに、結構正確で、今見てもほとんど時間はずれていない。チッチッチッチッという機械的な音を出して動いていて、結構おもしろいもんですね。

ついでに、他の時計について。

これは普段つけて歩いている時計で、シチズンのATESSAという中級シリーズのもの。チタンでコーティングされているので、下品にぴかぴかせず、渋い光沢を放っているところが気に入っている。小型で好みだし。

先日時間が極端に遅れるので、修理に持っていった。クオーツって普通遅れないですよね?

電池はまだ問題はないとのこと。「何年くらい使っていますか?」と聞かれたので、「うーん、5年くらいですかねえ。」と答えたが、調べてもらったら、10年は越えているとのこと。そういえば、就職してから間もなく買ったような気もする。年を取るもんじゃないですね。
普通の時計だから、10年も経つと、部品すらなくなっている恐れがあるとのことだったが、分解掃除してもらったら見事に復活して、今も元気に活躍している。

ただ、唯一不満があるのが、日付機能で、31日ない月には、ぐりぐり針を回して合わせないといけない。これが面倒くさい。ということで、日常的にずれたまま使っていたりする。

次の時計がこれ。

主に夏に使っているもので、汗をかいて腕時計がうっとうしいときに代わりに使っている。

スーツによっては便利なところに内ポケット(たばこポケットというらしい)があるので、そこに入れておいたりするが、机の上に置いたりすると忘れる。ということで、飲み屋に忘れて次の日に取りに行ったこともある。

やっぱり、腕時計に比べて、時間を見るときに1アクション遅れるんですよね。特に両手に荷物を持っていたりするとだめ。

最後はこれ。

デジタル表示のBaby G。普段着の時に使っているもの。
これも結構気合いが入っている。人にそう指摘されたこともある。
それも当然で、海辺から標高4,000m、熱帯雨林から砂漠まで、ヨーロッパ、南米と世界を回ってきたもの。

そもそもデジタル表示の時計にしたのは、海外旅行で便利だから。
日本発着はもちろん、ヨーロッパを鉄道で旅行していたりすると、頻繁に時差が生じるのですが、そのたびにいちいち針を回して調節するアナログ時計だとやってられない。
飛行機でアナウンスされる時間もいまいち正確じゃないし、ましてやヨーロッパに行くとそこらにある時計がみんな微妙にずれていて、何が何だかわからなくなる。
その点、デジタルだと、きちんと時間を合わせて旅行に出発すれば、時間の部分だけ+1時間、-1時間のように分秒のずれを起こさずに調節することができる。

いろいろ文字盤が着いていて、世界各地の時間がわかるようなものもあるようだが、あれはいまいち。現地時間のみを意識して生活することが、時差ぼけを防ぐためにも大事なこと。

Babyにしたのは、不要に大きい時計が嫌いだから。

あと、あまり使ってはいないが、一応アラーム機能がついているので、それも便利。
(注:目覚ましが着いたり、モーニングコールをしてくれるのは、高級ホテルだけです。)

しかし、こうやって見ると、随分物持ちが良い感じ。
新しい時計も欲しいんですけどね。

最近、スイス製の機械式高級時計が流行っているようで、デザインとしてはごついものが人気だそうです。
なので、国産の太陽電池式の小さめの時計が欲しいです。