ゴールデンウィーク、インドに行ってきました。

デリーから入り、アグラ、バラナシ、ブッダガヤー、コルカタまで行って戻ってくるという北インドのガンジス川流域を下る旅です。

インドはすごいところだとよく聞かされるのですが、本当にすごいところでした。結構海外旅行経験はあると思うのですが、衝撃でした。

地面に座り込んだり寝たりしている人が多いし、牛、犬、ヤギ、猿などの動物が多く、その排泄物も散らばっているし、そもそも人間も立ちションしたり、平気でゴミを捨てたりしているし・・・。

インドは暑いというイメージがあって、夏よりもゴールデンウィークの方が良いかな、と思ったのですが、実は4~5月が一番暑いらしく、連日40度超できつかったです。エアコンが普及しておらず、高級ホテル、高級レストランの中くらいしか涼しくありません。まさにいるだけで体力を消耗していく感じです。

蚊にも刺されまくりました。

写真では、暑さ、臭さ、うるささが伝わらないのですが、とりあえずダイジェストです。

まずはデリー。旧市街と新市街に分かれますが、旧市街のオールドデリーは、店が建ち並び、込み入った路地です。
ゴミが積み上げられたりしているところもあります。



次はアグラ。デリーの前にムガール帝国の都が置かれていて、タージマハールで有名です。
これはファテープル・スィークリーというムガール帝アクバルが作った都の跡。

そしてタージマハール。


ムガール帝国は、中央アジアのティムール帝国の末裔が、中央アジアの支配を諦め、インドに転じて興した征服王朝です。一年前にウズベキスタンに行ったときのティムール帝国の建築と比較すると、インドの文化と混じってどのような変化が起こったのかわかります。青タイルはなくなり、インドの赤い石や大理石で作られてはいますが、形はよく似ています。そして、塔の先などの細い柱で支えられた屋根の意匠はインドで付け加えられたようです。
http://t-takaya.blog.so-net.ne.jp/2010-06-13

アグラ駅ではフツーに猿もいたりします。

とにかく、人と動物が交じって生活している。

次はバラナシ。ガンジス川沿いのヒンズー教の聖地として有名です。
亡くなった人が火葬され、川に流されるのが見られるのですが、あまり見て楽しいものではないです。
また、川がきれいではない、というのは良く言われることですが、そもそも街が汚くて、とにかく臭いです。
迷路のような路地で牛や人間が平気で排泄していて、道は落とし物だらけ。その道を裸足で人が歩き、地面で食器を洗っています。すごすぎ。

写真だけだとなんとなくきれいな場所に見えてしまうのが恐ろしい。

次は、ブッダ・ガヤー。
ゴータマ・シッダルダがここで瞑想中に悟りを得て、ブッダとなった仏教の聖地です。
しかし、ブッダ自身を崇めると言うことが、仏教の本質なのか、ブッダ自身が目指したものかは疑問に感じます。


ブッダ・ガヤーで食べたチキンカレー。これはおいしかった。


日本にもインド料理店はあるので、そんなに変わらないだろうと思っていたら、結構違いました。
まず、そもそもベジタリアン向けの食事が幅を利かせていて、肉が少ないです。あってもチキンくらいでバラエティに乏しい。
あと、インド料理と言えばナンだと思ったら、もっとうすっぺらいチャパティというものが主流でした。

最後はコルカタ。
鉄道移動を多用したのですが、インド国鉄、時間が全然にあてになりません。
ガヤを夜でて、コルカタに朝着く夜行列車を予約してあったのに、遅れまくって、電車が来たのは朝6時頃。
結局コルカタに着いたのは午後でした。

コルカタは一番街っぽい感じでした。他の町で幅を利かせている三輪のオートリキシャーはほとんどなく、黄色いタクシーが走り回っています。
気温も40度を下回っており、その代わり湿度が高く、東京みたいな気候です。

今回も連泊は1回だけという強行スケジュールだったので、さすがに疲れて風邪気味です。
でも、明日から会社ですね。


旅程
インドの旅行記