1か月前に受けた健康診断の結果が出て家に帰ると、1週間ほど前に受けた遺伝子検査の結果の通知も来ていました。
1時間ほど結果を眺めましたが、これは考えさせられますね。


私が受けたのはDeNAのMYCODEというサービスです。
https://mycode.jp/

検査は非常に簡単で、オンラインで申し込むと検査キットが送られてきます。


提出するのは唾液で、結構な量を提出しなければならないため、「酸っぱい絵」が付いています・・・。


1週間くらい経つと検査が終了した旨のメールが来て、結果はウェブで見ます。
研究の進捗によって情報が追加されていく仕組みとなっているようです。

ログインする際には、これは個人情報であるだけではなく、家族にとっても秘密の情報ですといったメッセージが出ます。確かに。

私が受けたのは「ヘルスケア」という多くの項目が入っているパッケージなので、検査結果として、150の病気の発症リスクと、130の体質の遺伝的な傾向が示されます。

病気の発症リスクでは、「日本人平均との比較」で何倍といった表記がなされますが、親戚が亡くなった死因が上位にあるのをみるとぎょっとします。このあたり、知識として知っているのと、実際にやってみるのは生々しさが違います。
逆に、父の死因である食道ガンは、日本人平均と比較して私は発症リスクが低いようなのですが、これは飲酒や喫煙の影響が多いのでしょうね。



遺伝子検査とは別に、昼間にもらってきた健康診断の結果は、年度が明けてからの節制が効いて、それなりの結果が出ていましたが、コメントには「内臓脂肪を減らしましょう」との印字が。
一昨年に体重が過去最高だったときにも産業医から指摘がありましたが、私の場合、体重と中性脂肪あたりの関係が非常に明確で、2~3kgの体重の増減で様々な数値が明確に改善したり悪化します。
体脂肪率は20%を切っているのに、糖尿病やメタボの心配をしないといけないのは損な体質だなあと思っていました。


で、遺伝子検査の結果を見てみると、「脂質異常症(高トリグリセリド血症)」の発症リスクが高いことが明確に出ています。
ということで、これからも運動して、節制して生活していかなければならないのでしょうね。

いくつかの病気は、すぐに見ることはできずに、再度確認画面を経由しないと結果が表示されません。これらの病気は治療方法も予防法法もないため、それでも見ますか、ということです。まあ、見ますよね。



こうした検査結果、医療や生活指導に活用すると絶大な効果があるよな、と思う反面、生命保険や就職や生命保険などに活用されるようになったら怖いな、と思います。
私は気ままな独身者なので良いですが、結婚するとか、子供を作るとか、人生の重大な決定の前に検査するのはあんまり良くない気もします。


サービス自体は非常にわかりやすくできているし、発症リスクが高い病気からは「生活改善プログラム(追加料金)」に簡単に進むことができます。良くできている。いろいろな意味で。

ディスカバリーという先祖のルーツを探るサービスもあって、アニメーションで表示されたり、自分のルーツを示す遺伝子から「ゲノミー」というキャラクターを作れたり、遊び心もあります。
これによると、私は日本人最大のグループであるhaplogroup D 農耕文化を作った『稲作の民』 なのだそうで、祖先は、アフリカ、インド西部、中国南部を経て日本に来たそうです。
似てますかね?