夏休みはブルガリアに行ってきました。
久し振りの個人旅行、自由旅行で、ソフィアまでの往復の航空券と、到着してからのソフィア2泊のみ予約して出発しました。

なぜブルガリア?というのも深い意味がなく、現地で話をした人にも聞かれて答えに窮しましたが、歴史があって人々も気持ちよく、良いところでした。ただし、例年にない暑さと言うことで、毎日30℃を超え・・・・ビールが進みました。

■ソフィアとリラの僧院

ソフィアに着いた翌日にはリラの僧院。日本で言う永平寺のようなもんでしょうか。


ソフィアの目抜き通り、ヴィトーシャ通り。朝はこんなに空いていますが、夜はかなり賑やかになります。


実はソフィアはかなり歴史がある街らしく、かつてはセルディカと呼ばれていました。ローマ時代の遺跡もあります。
ここは地下鉄の駅を作るために掘り返したところ。掘るたびに中世、ローマ帝国時代、と遺跡が出てくるため、工事にとても時間がかかったそうです。


さらに、温泉まで出ています。火山はないですが、地震はそれなりにあるようで、ホテルのディレクトリにも、緊急時の説明の中で、地震について触れていました。


食事はアラカルトの店で食べるとこんな感じ。ビールが進みます。


もう一つ、少し郊外に行ったところにボヤナ教会という小さな教会があります。これも世界遺産ですが、最初見落として通り過ぎてしまいました。中には中世のフレスコ画が残されていて、一度に8人ずつ入って見学します。



■ブルガス、ネセバル、ソゾポル

もともとブルガリアの西半分を旅行しようかと思っていたのですが、行きの飛行機の中でガイドブックを読んでいると、黒海沿岸はよさそう。ということで、ソフィアに到着して国内線の飛行機を急遽予約、ブルガスに飛びました。



ここからは世界遺産のネセバルにバスで行くことが出来ます。
黒海沿岸は紀元前からギリシャ人が入植していて、20世紀の初めまで、ここもギリシャ人が多く住んでいました。
島のような旧市街に古い教会がひしめき合います。


やはりブルガスから行けるソゾポルも同様にギリシャ人が多かった街です。


ネセバル、ソゾポル共に、観光客が多いですが、路地を入っていくと古い家が残っていて、ちらちらと見える黒海を見ながら歩くのも良いです。暑いけど。


■プロヴディフ

ブルガスからはバスで、ブルガリア第二の都市、プロヴディフへ。
ここも紀元前からある古い街で、かつてはフィリッポポリスと呼ばれました。
新市街の目抜き通りの真ん中にローマ時代の競技場の跡が顔を出しています。



■カザンラク

ブルガリアの中央部はバラの生産が盛んなところで、6月にはバラの祭りが開かれることで有名なのがカザンラク。
小さな街ですが、これまた古く、かつてはセウテポリスと呼ばれました。

ブルガリアに先住していたトラキア人の墓が世界遺産となっています。
日本で言う古墳のようなもの。しかし、なんと本物には入れず、レプリカを見るだけ、というちょっと興ざめなもの。


さて、食べ物は、こんな感じ。
タラトールという冷製スープ。ヨーグルト味。うーん。


サチと呼ばれる鉄板焼き。


キョフテと呼ばれる肉団子は、トルコ料理にもありますね。


乾燥した空気の中で飲むビールは最高ですが、ブルガリアはワインも有名で、どのレストランでも豊富に種類があります。


■ヴェリコ・タルノヴォ

覚えにくい名前ですが、オスマン帝国に征服される前には首都だったところ。琴欧洲の出身地でもあります。
ここはとにかく複雑な地形で、川があちらにこちらに蛇行して深い谷を作っています。
大通りの横に展望スペース?のようなものがあり、そこを覗くと絶景。




どの街でも民族学博物館のようなものがあり、見学すると、民族衣装が豊富で、地域性も強いです。



EUの最貧国とも言われるブルガリア、行く前はどんなところだろうと思いましたが、良いところで、気に入りました。
バルカン半島、面白いですね。
また、スマートフォンを持って、booking.com、TripAdvisor、Googleマップを使うと、本当に個人旅行、自由旅行もやりやすくなりました。



旅程
ブルガリアの旅行記