ばたばたして少し時間が経ってしまいましたが、ゴールデンウィークは地中海の島国、マルタに行ってきました。

マルタは長くイギリス統治下にあったこと、物価が安いことから英語学校があることで有名で、半分観光ではありますが、一週間英語学校に入ってみました。

授業は半日、そして5/1は祝日だったので、それなりに観光もしました。
マルタは本島とゴゾ島、そしてとても小さなコミノ島からなります。
本島でも淡路島や東京23区の半分くらいの大きさで、比較的簡単に見て回れます。

島の海岸線は変化に富んでいて、Blue Grottoという洞門があり、ボートで中まで行くことができます。
地中海の青はなんとも言えないですね。



マルサシュロックという港町も観光地となっており、目が描かれたカラフルな船があり、新鮮な魚が食べられます。
のんびりした港町と思いきや、冷戦終了のマルタ会談が行われた地でもあります。


エムディーナは、バレッタに首都が移る前の旧都。
夜に訪問したところ、雰囲気抜群。首のない花嫁姿の少女が現れるという伝説があります・・・。
マルタ騎士団が築いた街であり、ロードス島に似ていますね。
冬のように寒かったのもきつかった。



エムディーナは島の真ん中に位置していて、海賊対策だったとか。
島で二番目の高台にあるため、夜景もきれいでした。

そして、世界遺産のバレッタ。
とても複雑な海岸線になっていて、細長い半島のようになっているのがバレッタ旧市街。
対岸から見ると、長崎の軍艦島を思い出します。


中に入ればマンハッタンのように縦横に道が区画されています。



聖ヨハネ大聖堂はもともと質素な教会として建てた後、バロックの装飾が内部に施されたため、外から見ると地味、中は派手派手という教会。


さらに、マルタには紀元前の巨石神殿群が残されており、これも世界遺産になっています。
紀元前4500-2000年頃と言われる割には保存状態が良いです。


小さな島国マルタ。
シチリアのすぐ近くにありながら、現地の言葉はマルタ語。イタリア語等からの借用語が多く、ラテン文字で記述するものの基本的にはアラビア語なんだそうです。
街中にはクレーンが立ち並んで建設ラッシュ。
人口も急増していて、小さいながら元気な国です。