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松江・石見銀山・萩(ダイジェスト) [旅・出張]

最近旅行ばかりしていると思われていますが、また行ってきました。

飛行機のマイレージで旅行をしようと思ったのですが、思いついたのが遅かったせいで、どこも往復で予約できず。
諦めかけていたのですが、行きと帰りで別の空港にすればよいことを思いつき、行きは米子空港、帰りは萩・石見空港で予約。

1日目松江。

松江は2回目ですが、前回天気が悪くて見られなかった宍道湖から見た夕日を。
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かなり暑かったのですが、さすがに夕方になると日差しも弱まってきます。日没の30分くらい前からがちょうど地平線に太陽が浮かんで良いようです。
有名なので、湖畔には人だかりができています。

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陽が沈んで光がふっと消えてしまうと、みんなぞろぞろ帰ってしまいます。
でも、陽が沈みきってから空、山、湖の色が微妙に変わっていき、薄暗くなると一斉に虫が鳴き始める、という時間の移り変わりがとても良かった。

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夜はなんとこの日から始まった水燈路。松江城の堀川沿いに行燈が並べられます。
街灯も落とされるので、すれ違う人の顔もよく見えず、幻想的な雰囲気です。
有名な堀川巡りの船も夜は特別運航され、堀川からこの景色を見ることができました。

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実際に行燈が灯されるのは3時間くらいですが、これ、電気とかのまがい物ではなく、本当にろうそくを燃やしています。

2日目石見銀山。
朝行ってみると、無料ガイドサービスがあるので、グループに入ってついていきました。
石見銀山が世界遺産に登録されたのは鉱毒が無く自然と共生したからということ。銀山川にも魚がいるのはその象徴です、と言われた。地元でハヤというと言っていたけどウグイですね。ウグイって汚染された水や酸性の水に強いんだよね、と思ったけどそこは大人になりました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%B0%E3%82%A4

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採掘の方法は時代によって変わりますが、これは最後の頃の横相という方法。広がる鉱脈に対して直角に掘り進み、鉱脈にあたる毎に横に脇道を掘っていく方法。
地下水が出てくるので、下にも並行して穴を掘り、そこに水を流したそうです。

ちなみに鉱夫は今で言うじん肺になるので30歳まで生きると長生きという世界だったらしい。給料は良かったらしいけど。
罪人を連れてきて掘らせるという話があるけど、実際はそれは無理だったとのこと。
結構職人の世界で、薄暗い坑道(間歩(まぶ)と呼ぶ)の中で、手で一握りした鉱石の比重で銀の含有量を確かめながら作業したらしい。なので、子供の頃から修行しないとできない仕事だったという。

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今は仙の山にぼこぼこ坑道の跡が残っているけどうっそうとした森になっている。しかし、昔は民家が並んでいたはず、とのこと。シュロの木があるのは民家があった証拠だという。かつては家の近くにシュロを植え、いろいろな用途に使ったという。

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昔の古い街並みが残っているのも石見銀山の観光の売り。

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石見銀山に限らないけど、山陰の立派な瓦葺きの家を見ていると、端にしゃちほこみたいな瓦が良く乗っている。さらによく見ると、そこに恵比寿さんの顔がはめ込んであるのをよく見る。

3日目萩。
2日目の夜について3日目は萩。

萩は三角州の上にできた街で、そもそも交通が不便だが、JRも街の中ではなく三角州の外側をぐるっと回り込んでしまっている。
一応メインは東萩駅。
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駅前の地下道の看板。ホームレスに来て欲しいのでしょうか・・・。

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吉田松陰墓所から見た萩の街。ぽこっと出ているのが指月山。毛利氏はここに城を築いた。
この指月山は昔島だったのに、三角州が堆積して陸とつながった。


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何と言っても萩が素晴らしいのは街並み。城下町をぷらぷら歩いても本当に時代劇ができそうなくらい古い街並みが残っている。何より素晴らしいのは、文化遺産として保存されているというのではなく、そこに今でも人が住んで生活しているところ。

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これもよく見るとアパートの建物なんだけど、周りの景観を損なわないような建物にしていることがわかる。
こうしたことの積み重ねなんだろう。

萩の人は本当に萩が好きみたい。
観光ガイドや観光タクシーの運転手を見るけど、観光客以上に熱く萩の歴史について語っているのをよく見た。


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遊覧の船も出ている。
水辺から見てもきれいな街で、ごみも全然落ちていない。
川をすすんでいるときは良かったけど、最後のほうで海にちょっと出たときは、波が激しくて、やや、というかかなり怖かった。
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