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引越の儀 [引越]

さて、随分と時間が経ってしまいましたが、引越をしてみました。

理由としては、本が多くなって本棚に入りきらなくなったりものが増えてきたこと、
独身貴族?なので、もう少し贅沢をしても良いかな、と思ったことです。

気がついたら16年も住んでいたことになっていて、人生で最も長く同じ場所に住んでいたことに気がついたこともあります。

更新前に不動産屋に行き、1日で2件見てそのうち1件に決めるという即断即決。
16年引っ越さなかったくせに。

16年前の引越も近所だったけれども、今後も近所なので1ヶ月間ほど両者の賃貸期間を重ならせ、準備を進めました。
いや、進めるはずでした。

明らかに要らない物を粗大ゴミに出したり、それなりに進めてはいたものの、最大の誤算は、引越屋にもらった50箱の段ボールでは荷物が入りきらなかったこと。

引越屋が見積もりに来た時点で、「思ったより物が多いですね。」と言われており、トラック2台で移動することになってはいましたが、段ボールが足りないとは。

当日、引越屋に段ボールをもらって追加で詰めたところ、あと25箱位ありました。
引越屋が見かねて、ついでですから、と荷造りを手伝ってくれたのでとても助かりました。
ただ、そのおかげで、最後に詰めたようなもの、つまり最後まで使い、最初に使うようなものがどこに入っているかわからなくなったのは少々困りました。

荷物を運び出しているときの会話。
「住居兼仕事部屋ですか?」
「いや、ただの住居です。」

本が多いんですよね・・・。

引っ越したのは、皆休日だと気がついていなかった即位礼正殿の儀の日で、あいにくの雨でした。

朝から引越をして、午前中で終わり、新居で片付け。

最初は冷蔵庫の電源を投入し、中のものを入れ、郵送されてきたモデムを受け取って、インターネット接続までやりました。
インターネット、部屋にイーサネットの口があるのは今風だと思いましたが、なんと光ファイバーが部屋まで来ていて、モデムまで光ファイバーでつなぐ形式でした。
最初紐みたいなものしかモデムに付属していなくて、どうやってつなげば良いのかわかりませんでした。

一週間後に旧居のガス栓を締めて片付けてから明け渡し。
ちょっと寂しい気持ちになりますね。

旧居は車道沿いで3Fだったので、昼間は車の音が聞こえるし、外を見れば歩いている人も見えました。
新居は道から入って反対側の1Fに部屋があるので、しんとしているし、外にも人は見えません。
そのせいか、もう、人生の半分が一人暮らしなのに、ちょっぴり寂しくて、心細いです。

引越のばたばたで何がどこにあるか分からず、随分と苦労が続いたものの、ようやく日常生活はできるレベルまでにはなってきました。

洗濯機をつなごうと思ったら水道栓の形が違ってなかなか苦労しましたが、洗濯機をつないで洗濯できるようになりました。
CATVの人にわざわざ来てもらったものの、BSアンテナが着いていたのでCATVを契約を断り、TVを見られるようになりました。
NTT東日本のひかり電話に一応入りました。
1日で住所変更を終わらせ、電気、ガス、水道はもちろん、金融関係も一通り住所変更が終わりました。
意外に都市銀行はオンラインで変更できてしまい、やっかいだったのは投資信託を持っている口座で本人確認書類が必要だったことです。
それさえ、一部は画像ファイルのアップロードで済みました。
時代ですね。

この週末には、台所関係の片付けを随分と進め、料理も出来るようになりました。
サイズを間違えて再度注文していたカーテンが届き、全ての部屋にカーテンが付きました。

食器も多すぎということに気がつき、使わない食器を近くのリサイクルに出しました。
「家の取り壊しか何かですか?」
「いえ、ただ引っ越ししただけです。」
使わない食器だけで、段ボール2箱でした・・・。

いちいち物が多いのは、両親が亡くなっているため、一部ものを引き継いでいることも多いです。
愛着や思い出があるものも多いですが、思い切って捨てないとだめですね。


ざっと数えてみると、結局段ボール箱は75箱!くらいあって、片付けたのは30弱。
先は長いけれども、年内にはなんとか。


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