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大崎上島としまなみ海道旅行 [旅・出張]

瀬戸内の大崎上島としまなみ海道に行ってきました。

毎年年度末が仕事の繁忙期ですが、今年は少し早めに片付いたため、3月末の平日に旅行して見ました。
社会人になってからは初めてかも知れません。

日本の大きな島20(北方領土をのぞいた17)は全部行ってしまったので、自由に島を選びました。
以前大崎下島の御手洗に行ったとき、となりに大崎上島という島があり、木江という町があることを知り、気にはなっていました。
大崎上島町は、今住んでいる武蔵野市の友好都市でもあります。

いつものように島でレンタカーを借りようと調べると、なんとレンタカーがない。
バスで回るのも不便だしな、と思ったところ、フェリーがあることに気がつき、島外で車を借りて上陸することにしました。
そして地図を見ると、帰りは隣の大三島に渡れば、しまなみ海道で戻ってくることができることに気がつきました。
一筆書き信奉者としてはたまらないコースです。

出発時の東京は珍しく雨、そして平日なので空港までの電車はちょっと大変。
でも、広島空港に着陸すると(珍しく)良い天気。

空港でレンタカーを借り、竹原港まで行ってフェリー。
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フェリーなんて久し振り。自分で運転して乗るのは初めて。
車検証を持って切符売場に行き、車の長さに応じた料金を支払い、指定された場所で車の列に並び、指示に従って乗り込む。
ちょっとどきどきです。

フェリー自体は出航して20分で大崎上島に到着。
あっけないです。


港近くに海と島の歴史資料館 大望月館(おおおもちづきかん)があり、島について知ることができます。
この建物の当主は廻船問屋として発展し、議員にもなったとのこと。
8月の櫂伝馬競漕(かいでんまきょうそう)が島の行事のハイライトのようですね。
何もない離島と思いきや、木造船の時代から造船業が盛んで、ピーク時には29もの造船所が島内にあったそうです。
また、航海の学校も作ってしまって、今は広島商船高等専門学校になっています。
広島県立広島叡智学園という学校もあって、二十歳前の男性が多いという変わった人口構成になっています。

日が落ちる前に、神峰山(かんのみねやま)に登ってみました。
竹原、本州が見え、今治、四国が見え、しまなみ海道の端が見えます。
特に四国側は多くの船が往来しているのが見えます。
そして、静か・・・ではなく、遠くから造船所の音が聞こえます。
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周りにも島があって、これまで旅行してきた「離島」とは雰囲気が違います。
東側に隣接する島々はしまなみ海道で尾道、今治と連結され、
西側に隣接する島々はとびしま海道で呉と連結されています。
結果、真ん中の大崎上島だけ、本州四国と架橋されていないという状況。

せっかくだから、隣の島まで橋を架けて、しまなみ海道やとびしま海道と連結してしまえば良いのに、と思いますが、例え橋を架けても尾道、今治、呉にはそれなりの時間がかかり、一方、フェリーは頻発していて竹原へと20分で本州に到達できるので、微妙ですね。


島の東側には木江という町があり、隣の大崎下島の御手洗同様栄えたところです。
木造船の技術があったからでしょうか、木造の3階建や5階建の家が残っています。
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ただし、重要伝統的建造物保存地区となった御手洗と比較して、現存している建物はわずかであり、空き家となっているのか崩壊している3階建の建物もありました。


最後の日はまたフェリーで今度は大三島へ。
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人口こそ大崎上島より少ないものの、しまなみ海道による交流人口が多いせいか、コンビニもあるし、喫茶店やレストランもあるし、急に都会です。

大山祇神社という立派な神社があります。
島にあるのに、伊予国一宮だそうです。
そう、大三島は愛媛県(今治市)なのですね。
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隣の生口島は瀬戸田が中心で、耕三寺(こうさんじ)や向上寺(こうじょうじ)があります。
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以前しまなみ海道を通ったときはバスだったので、こちらまで足を伸ばせませんでした。
こちらも観光客が多く、食堂や民宿も集まり、都会です。架橋の効果は大きい。

瀬戸田は柑橘類推しで、さらに平山郁夫美術館もありました。
平山郁夫、小学校の時から絵がかなり上手です。

瀬戸田で時間を食ってしまったので、因島と向島は泣く泣く通過して空港へ。
また来なければなりませんね。

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