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戸籍はややこしい [高谷について]

おととい蚊に刺された右手首のうち1か所は、状況がますます悪化して、現在幅4cm、長さ6cmで腫れあがっており、熱を持っている。これがツベルクリン反応だったら、完全アウトといったところです。

さて、今週は夏休みで会社が休みにもかかわらず、父の相続の関係で1日中いろいろなところにいったり、書類を書いたりしています。いろいろなところで要求されるのが「戸籍」謄本だが、これがおもしろいけど、とてもややこしい。

何で相続で戸籍を要求されるかというと、相続人を明らかにするため。

わが家族は父、母、私、妹の、なんということはない普通の家族であった。それは、非常に当たり前で、周りの誰に言っても簡単に信じてもらえることなのだが、相続をする際にはそれを証明しなければならない。すると途端にこれがややこしいことになる。

まず、父が筆頭者の戸籍を取り寄せると、母が配偶者で、私と妹が子であることがわかる。そして、父が死亡して除籍になっている。しかし、この戸籍は父母が結婚したときに新たに作られたもの。従って、

「実は父は、母と結婚する以前に誰かと結婚していて子供がいるかもしれないのではないか。」

という疑問には答えられない。そこで、祖父覚蔵が筆頭者の除籍(全員抜けてしまった戸籍をこう言うらしい)を取り寄せると、そこには父について、生まれて入籍し、結婚して新たな戸籍を作ったため除籍と書いてある。この2つを組み合わせると、一応、父について生まれてから結婚して死ぬまでの連続した情報が得られて、相続人は、母、私、妹だけということでいいです、ということになる。

しかし、これは簡単な例。

現在相続手続をしている中には、祖母名義になっているものもある。祖母は昨年亡くなり、父は今年亡くなったので、祖母→父の相続手続が完了していないものがあるのだ。
(ちなみに祖父はずっと前に亡くなっている)
従って、上記父の情報に加えて、祖母の相続人が父と叔母のみであることを証明しなければならない。

これがややこしい。時期的にも昔だし。

祖父の戸籍には、祖父と祖母が結婚した後のことしか書いていないので、結婚前に祖母が入っていた戸籍を入手して、生まれたときに属していた戸籍までさかのぼらなければならない。

しかし、祖父母は滋賀県の大津から転籍(本籍地を移動すること)しているし、祖母が結婚直前に属していた戸籍は「東京市本郷区」とか書いてあるし・・・。

戸籍はその本籍がある役所でしかとれない。一応、それぞれの市役所、区役所に郵便で申請を送ってお願いをしているのですが、どこまで集まることやら。

ついでに言うと、戸籍はこれまでに一斉に作り替えが行われたことがあるらしく、そこで切れている場合がある。そのため、作り替え前と作り替え後の両方を取り寄せなければならないこともある。

そのため、「戸籍調査」というのは1つの分野として仕事になっているものらしい。

こういうのこそ、全部データベース化して電子化されるとありがたいのだけど・・・。


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