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戸籍の謎 [高谷について]

振り替え休日をとって、残った相続手続きを少し進めました。
具体的には、祖母の銀行口座の解約。
昨年に祖母が、そして今年父が亡くなったので、まだ祖母の名義のままになっている口座があって、それを払い戻していくのです。

それにしても戸籍はやっぱり不思議。
この2ヶ月で随分勉強になりました。

まず、戸籍ってよく見ると、名前の読み方が書いていない。
実は住民票でも必須項目でないらしく、武蔵野市のやつには無い。
つまり、名前の字は決まっているものの、読み方というのは少なくとも戸籍レベルでは公式に登録されていない。

そのため、字がとても重要となるため、「字体」がどうの、と言うのはかなり重要な問題になる。

しかし。その字体さえ、どこまで厳密かわからない。私の名字は「高谷」ですが、「高」という字にはいわゆる「はしご高」というのがあります。
正式な字は「はしご高」だ、となんとなく言われていて、そう信じていたのですが、戸籍をよく見ていると・・・んんん?なんと普通の「高」になっています。

遡ってみると、祖父が筆頭の戸籍で、大津にいた頃は確かに「はしご高」になっているのですが、東京に転籍した時点でなぜか普通の「高」に変わっています。結構いいかげん。

その他、戸籍の豆知識。

「除籍」
戸籍に入っている人がすべて抜けてしまって空になったもの(全部に×がつく)は、戸籍ではなく「除籍」と呼ぶ。なんとこんなものが市町村役場には延々と保存されているらしい。
ちなみに、結婚する際に必ず新しい戸籍を作るようになったのは最近(多分昭和33年)らしい。それまでは、結婚すると新しい戸籍を作るのは「分家」になる場合だけで、長男などいわゆる「本家」の場合は結婚しても戸籍を抜けずそのままだったようだ。つまり、妻が夫がいた戸籍に入るだけ。そして、父が死ぬと、戸籍の筆頭者を継承する、という形式。

「転籍」
実は本籍は変えることが出来る。本籍を引っ越すことを「転籍」と呼ぶ。

「改正原戸籍」
「かいせいげんこせき」、あるいは「かいせいはらこせき」と呼ぶ。「現戸籍」と紛らわしいので、後者の呼び方があるらしい。
結婚したり、転籍しなくても、昭和32年の戸籍法改正によって、あるいは平成6年の電算化によって、勝手に役所側で戸籍が作り替えられてしまっている場合がある。この場合、作り替える前のものを「改正原戸籍」と呼ぶ。
作り替えるならすべて情報を引き継げばいいのに、そうでないこともあるので、戸籍調査をする場合は、この「改正原戸籍」も取り寄せないといけないことがある。


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