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労働経済 [放送大学]

最後の試験の科目は労働経済。

雇用の問題は良く目にするし、考えさせられることも多いので、とってみた。

財市場と同じように市場である労働市場を論じるのが労働経済と言うことで、
最初は労働供給曲線、労働需要曲線を考え、その交点で賃金と労働力が定まる、という話。
理論的な話はそれくらいで、後はグローバル化、若者、女性、人事制度、中小企業、格差と言った個別論を扱っている。

全体としてとても理解しやすい話で、もう少し高度な話も知りたいと思いました。

以下感想。

・単純化した議論とはいえ、労働供給曲線は違和感を感じる。賃金が上がると働きたい人、長く働きたい人が増えるということになるが、実際には生活には一定の収入が必要であり、賃金が下がるとより多く働かざるを得ないのではないかと思った。
・その点について、高額所得者については触れられていて、労働供給曲線の後方屈曲という現象が述べられている。
・非常にシンプルな議論として、最低賃金を上げてしまうと仕事にあぶれる人が増える。大丈夫か民主党。
・労働以外の収入があると労働供給は減る(働かなくなる)。これはわかる。なので、
・世の中で女性の活用を、と言っておきながら、税制や年金が労働供給を阻害する制度になっていておかしい。103万円、130万円の壁があり、働くのが損な仕組みになっている。
・高齢者についても年金を支給すると労働供給を阻害する可能性がある。現実問題として、男性の高齢者の労働力率が減少傾向にある。高齢者を活用しないとならないのに。
・女性が結婚・育児で正規雇用から離れると、非正規雇用でしか復職できない。これは問題が大きい。
・海外と比較して日本の企業の人事制度が異なるのはなぜかがもっと知りたかった。

試験は今回の中で唯一教科書の持ち込みなし。
一応勉強していったつもりだったけど、結構細かい数字を問う問題があって焦った。迷って回答したものも後で教科書を見たら合っているようでほっとしましたが。

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