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日本文学概論 [放送大学]

さて、今学期の単位認定試験、二科目目は「日本文学概論」。

本、特に小説は好きですが、現代の小説が中心で、昔のものは高校までに勉強したくらいなので、全体像をつかむために履修してみました。

文字で書かれた文、文章とはいろいろな物があるわけで、「文学」(この言葉は高踏的で好きではないですが)とは何かというのもそもそも難しく、区分方法もいろいろ考えられます。
江戸時代に徳川光圀が編纂した「扶桑拾葉集」には「跋」という「あとがき」をまとめた区分もあるそうです。

現代、海外にも通じる分け方としては、「韻文」、「散文」ということになりますが、この科目では平安時代から人物に着目して、「韻文」、「散文」の歴史を俯瞰していきます。

歴史を見ると、文学的な「蓄積」が行われ、それがある人物によって「集約的抽出」が行われ、そしてそれが人々の間に「浸透」していくというプロセスに注目して説明されていて、それが日本文学の特徴だとしています。

たとえば和歌であれば、藤原定家が、それまでの和歌を「小倉百人一首」という100首に集約することによって、それが多くの人に読まれて浸透していくということが行われます。

そうした観点で書かれていることもあるのだと思いますが、昔の人たちはそれまでの古典をとてもよく勉強していたということを感じます。中国からの漢詩はもちろん、平安時代からの土佐日記、源氏物語、枕草子といった作品が後世の人物によっても学ばれ、注釈書が書かれ、引用されています。

あとは、散文だけではなく、韻文も存在感が大きく、両者で活躍する人がいたわけです。
なかなか和歌や俳諧は敷居が高く、縁遠いものですが、もう少し知ってみたいとも思います。

というより、たくさんの人物や作品名が出てきますが、ほとんどきちんと読んでいないことに気がつきました。
作品名だけ覚えても実際に読まないと意味ないですよね。少しamazonで注文してみました。

確かに徒然草とか中学校や高校の古文で読まされますが、内容的には大人向けですよね。
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