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大連旅行(ダイジェスト) [旅・出張]

現在の中国の中でも、東北地方と呼ばれる地域は独自の王朝が成立していた時期もあり、華中とは異なる歴史を持っています。近代においてもロシアがまず進出して開発し、その後日本が進出したため、日本人にとっても特別な意味を持つ地域だと思います。

1年前にハルピンに行っていますが、
http://t-takaya.blog.so-net.ne.jp/2011-07-05

今度は大連に行ってきました。


大連もまたロシアの租借地として開発された都市ですが、その後日本の租借地となって大連として名付けられ、開発が続けられました。その遺産が多く残っています。

中でもかつて大広場と呼ばれ、現在は中山広場と呼ばれる広場は、取り囲む建物が良く保存されています。
ここもまた地下鉄の整備工事をしているので広場が囲われてしまって全景を見られないのが残念ですが、壮観です。
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大連駅も満鉄が設計した駅舎です。ここはとにかく、とにかく人が多い。
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満鉄の本社だった建物。後藤新平もここに居たのでしょうか。
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市内には路面電車が走っていますが、これも日本統治時代に作られたものだそうです。
2両編成の新しい列車も走っていますが、レトロな古い列車も走っています。
赤と緑がありますが、かつて赤は中国人用、緑は外国人用だったそうです。
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中国のどこでもそうですが、高層ビルが建ち並び、そしてさらに建築されています。これは星海広場からの写真ですが、高級マンションでしょうか。
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2日目は大連近郊の旅順へ。言わずと知れた日露戦争の激戦地ですが、軍港として使われていたために外国人の立ち入りができず、2009年にようやく解放されました。

203高地も観光地となっています。当時ははげ山だったとのことですが、現在は木々に覆われています。
乃木将軍が建てた爾霊山という記念碑が建っていますが、銘文などは文化大革命の際に削り取られてしまったそうです。
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旅順のヤマトホテルは溥儀も滞在していたもので、現在も残ってはいるものの、かなり改装されて、安宿になってしまっています。
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これは関東軍司令部だった建物で、満州事変もここで企てられたそうです。
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東鶏冠山北堡塁はロシア側の要塞でしたが、弾丸の跡がいまでも生々しく残っています。
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さて、食事ですが、1日目の夕食は通りを歩いていて見つけた、というか目が合った四川料理の店に入りました。
全然言葉が通じないし、猛烈に辛かった。写真付きメニューで頼んでいるのに、なぜかいろいろ質問してきます。
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旅順での昼食は餃子でしたが、やはり美味しいです。
日本でも、「戦後中国東北地方から帰国した人が始めた」として餃子を名物にしている地域がありますが、疑問です。
本場には中身で何十種類もメニューに載っていますが、日本だとせいぜい数種類くらいしかないですよね。
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ちなみに、「餃子は主食なので、餃子とご飯を食べる日本人は変だ。」とのことです。

2日目の夕食は火鍋。チェーン店のようです。これも言葉が通じず、調理場まで行って指さし注文となりました。
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そして3日目の最後の夕食も火鍋。ただし、今度はキノコ火鍋という一風変わったものです。
もちろん鍋も美味しかったのですが、一緒に注文した、というか言葉がよくわからないまま進められて注文してしまったパイのようなものも美味しかった。パイナップル味なのですが、マクドナルドのホットアップルパイの中身を少なくしたような味でした。
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東北地方にあり、海に面した大連。
この時期、日中は暑くなりますが、それでも30度は超えません。
また、朝晩は気温が下がり、秋のようです。
おかげで旅行は疲れますが、夜はぐっすり眠れて良かったです。


旅程
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