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ベトナム旅行(ダイジェスト) [旅・出張]

夏休みはベトナムに行ってきました。

暑いのが苦手なので南の国はなかなか行けないのですが、東南アジアは多様な民族が住む地域で大いに関心があります。
旅行を決めたのが遅かったので、今回はホテルと移動が着いたフリープランのツアーに申し込んで、ベトナムの北から南まで。ハノイから入り、フエ、ホイアン、ホーチミンです。

■ハノイ

ハノイは着陸した空港から大雨で、滞在中ずっと雨。この時期は台風の時期らしく、ほんの少し前に到着予定だった大阪発の便は着陸できなかったようです。

街を歩いてみると、緑が多く、バイクが多い。交差点にも信号が少なく、すべての方向から来るバイクがぶつからずにすれ違うのはなかなかすごい。そして歩行者が道路を横断するのは難儀します。
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夕食に食べた春巻と、米の麺フォー。ありがちですね。
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ベトナムの首都ですが、高層ビルやきれいなブランド品店もなく、路上で食べる屋台が広がります。
本当はもう一日くらい見てみたかった。

■ハロン湾

ハノイからは、ハロン湾に日帰り。世界遺産でもあり、人気の観光地ですが、片道3~4時間かかるので、往復時間を引くと現地の滞在時間は短く、ちょっと効率は悪いですね。

ハロン湾に近づくと強い雨。道路は冠水。遊覧船で出航するときは落雷が・・・。
しかし、台風が通り過ぎた後だそうで、航行中に天気が回復しました。
前日、前々日は出航できなかったそうで、観光客は普段の1.5倍くらいだったそうです。
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■フエ

ベトナム中部のフエ。
本当は飛行機ですぐに行けるのですが、空港を工事しているため、ダナン経由。
ダナンに到着すると快晴。ベトナム中部の雨期は九月以降らしく、台風シーズンの北部と気候が明確に異なります。

今の「ベトナム」の領域は北部と南部で異なった歴史を持っており、簡単に言えば北部が南部も征服して今の形となっています。そうした形に初めてなった統一王朝が阮朝で、ずっとハノイにあった首都を、中部のフエに設けます。
王宮等が残っており、もちろん世界遺産。

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多少意匠が異なり、規模も小さいですが、北京の紫禁城に似ています。
ベトナムは漢字を捨ててしまいましたが、日本と同様中華文化圏だったことを強く感じます。

ただし、入り口を入って太和殿を抜けていくと、がらんとしています。
ベトナム戦争で破壊されてしまったためです。
ベトナムはいろいろな遺跡、史跡がありますが、ベトナム戦争の爪痕は大きいです。

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■ホイアン

フエから少し南に行ってホイアン。
ここは東西の交易の港として栄え、日本人村もあったところです。
江戸幕府の海禁政策によって日本人村は消滅し、中国人が中心となりましたが、中国だけではなく、日本の影響もまだ残っています。当時の日本人が作ったとされる日本橋はホイアンのシンボルとなっています。
古い街並みは世界遺産。
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ここは「観光地」で、ベトナム全体に欧米人観光客が多いのですが、ここは特に多く感じられました。

■ミーソン遺跡

ホイアンから少し離れたミーソン遺跡も世界遺産。
これは今のベトナムの主流民族であるキン族が統一王朝である阮朝をたてる以前に、チャム族のチャンパ王国がありました。彼らはインドの影響を受けてヒンズー教を奉じていて、寺院も木ではなく石(煉瓦)で作っています。
時期としては日本の平安時代くらいかと思いますが、かなり損傷が激しい。
気候もあると思いますが、支配層が違う民族に置き換わって放置されていたこともあると思います。
それとやっぱりベトナム戦争の影響が大きく、徹底的に破壊されたところも目立ちます。あーあ。

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■ホーチミン

最後は南部のホーチミン。首都ではないけど最大の都市とは聞いていましたが、ハノイと違ってブランド店が並び、高層ビルが建つ都会。10年くらい時差がある感じです。

相変わらずバイクは多いものの、ハノイより車が多く、路線バスも多い。
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■メコン川

ホーチミンからメコン川の日帰りツアー。
カイベーの水上マーケットを見学しましたが、20年前と比較して随分規模は小さくなってしまったそうです。
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旅程
ベトナムの旅行記
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コメント 2

shin

メコン川の色って下流のベトナム側でも、
同じ茶色と黄土色が混ざった色なんですね。。。
沢木耕太郎先生の「一号線を北上せよ」みたいで、
ベトナムのホーチミンからハノイまで、
とっても旅情溢れていて羨ましいです☆
by shin (2013-08-18 23:00) 

高谷徹

なんと、深夜特急以降にそんな本も出ているのか。
読んでみます。

川の色は本当にそれぞれ違うよね。海も違うけど。
メコン川はチャオプラヤ川と同じような色だと思った。
by 高谷徹 (2013-08-19 08:34) 

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