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アフリカ史 [放送大学]

放送大学も学期末の試験期間ですが、先日はアフリカ史の面接授業を受けてきました。
さらにレポートを書くために、アフリカ史の本も読んでみました。
この本は600ページ近くもある大著です。



新書アフリカ史 (講談社現代新書)

新書アフリカ史 (講談社現代新書)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1997/07/18
  • メディア: 新書



アフリカって世界史でも、人類の誕生が語られたと思うと、いきなり20世紀の植民地分割の話になり、その間に何が起こったか分からないところです。
実際、手元の「もういちど読む山川世界史」山川出版社を見ると、巻末の年表は1900年以前について、「南・北アメリカ」、「ヨーロッパ」、「西・南・東南アジア」、「北・東アジア」、「日本」という区分となっていて、まるでアフリカは南極とは言わずとも、オセアニアと同様に歴史が存在しないような扱いです。

しかし、アフリカには文字資料があまりに少ないため、「暗黒の大陸」ということになっていましたが、きちんと歴史があるのだということですね。

アフリカの気候は多様ですし、人類が生まれた後でも大きく変動しています。サハラ砂漠に動物がいたことがあったこともよく知られているところです。
そうした環境の中で異なった作物に依存した生活形態が生まれてきますが、他の大陸から来たバナナやキャッサバは大きな影響を与えたそうです。

一つ謎が解けたのは、ヨーロッパとサブサハラアメリカの交流がなぜなかったのか、ということ。
アフリカの東側では半年ごとに季節風が反転するため、帆船時代にもインド洋の交易ルートが発達しましたが、西側は風が一方向なのだそうです。なので、風に逆らって航海する技術が確立されるまで、ヨーロッパとアフリカの航路は難しかったと言うことですね。
陸路についても、ラクダが導入されてからはサハラ砂漠も交流の場になりましたが、やはりサブサハラは古代文明が起こった世界と切り離されていたことが大きいように思います。


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