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文人として生きる− 浦上玉堂と春琴・秋琴 父子の芸術 [芸術]

新車を買ってから、運転が楽になったこともあり、頻繁にドライブに行くという、以前から考えるとあり得ないことになっています。

そこで、ちょっと隣県まで足を伸ばして千葉市美術館まで行ってきました。

文人として生きる− 浦上玉堂と春琴・秋琴 父子の芸術

浦上玉堂は江戸後期の画家・音楽家で、元々は岡山の武士でしたが、脱藩して琴、詩、書、画に生きました。
この展覧会では二人の息子、春琴と秋琴の絵も展示されています。

ほとんど水墨画、山水画ですが、かなりべったりとした印象。
線で表現すると言うよりも、サインペンで書いたような太い線が重ねられています。
また、遠景もかなり濃く書き尽くされていて余白が少なく、全体として息苦しさを感じます。

書き込まれていても若冲の緻密さとは違うし、雪舟のような線の強さは感じないし、長谷川等伯の松林図のような空間を感じさせる物でもないです。

ただ、後期になるとそれも弱まり、さらに息子の春琴や秋琴の絵では、もっと広々とした構図となっていました。


美術館の後は、九十九里まで足を延ばし、鰯を食べ、夕暮れの太平洋を見て帰ってきました。
空気は冷たいけど澄んでいて、夕日に空が赤く染まっていました。
冬の海もいいですね。
DSC_0116.JPG

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