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初歩のアラビア語 [放送大学]

今学期の単位認定試験の2科目目は「初歩のアラビア語」。

英語もできないのにいろいろ目移りしてしまってどれもものにならないという困ったことになっていますが、アラビア語については、イスラエルに行ったときに、バスの行き先表示が全く分からなくて難儀したという経験があり、初歩的なところでもやっておかないといろいろ旅行するのに困ると思っていました。
(ちなみにあまり知られていませんが、イスラエルの公用語はヘブライ語とアラビア語です。)

アラビア語を学ぶ上で苦労するのがあの文字。
15回の授業でも前半はこの文字の学習に当てられています。

筆記体でつながっているけど、28文字しかないよ、と言われると一瞬簡単に思われますが、実は一つ一つの文字に、独立して書かれる場合の「独立形」、書き始めに使われる「頭形」、途中に使われる「中形」、書き終わりに使われる「尾形」の4つがあり、それぞれ似ていることもあれば全くかけ離れている場合もあるので大変です。
アルファベットでも、大文字と小文字、ブロック体と筆記体があるので同じという気もしますが。

単語毎につなげて書くというのが原則ですが、つなげない文字、後ろにはつなげない文字、連続でつながった場合に一体化する文字などがあります。
さらに、文字にくっつけることによって読み方を変える補助記号があり、なかなか複雑です。

さらに、最大の問題は、「子音しか書かない」というルール。
文字につけることによって、母音の発音を示す、いわばふりがなのような補助記号があるのですが、それはコーランや子ども向けの本にくらいしか振っていないらしく、普通の文章を見ても、どう発音するか、単語を知っていないと分かりません。

まあ、母音はア、イ、ウの3つしかないんですけどね。その代わり、タやハに相当する子音がたくさんあって区別は難しい。

さらに、文字をクリアしても文法。
名詞には男性、女性、単数、複数の違いがあります。正確に言うと2つの場合の複数形である双数形というのもある。
そして、形容詞は名詞にあわせて活用するし、動詞も人称代名詞を使う代わりに活用する。

はああ。

さらに、これだけ一生懸命覚えても、実はアラビア語というのは一つではなく、教えられるのはフスハーという文語であり、多くのアラビア語話者が話せるものの、通常各地ではアンミーヤという各地の方言を話しているそうです。
あー。



なんか愚痴みたいですね。
いや、文字はある程度分かるようになりましたが、会話できたり、読んだりできるにはほど遠いですね。
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