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東アジアの政治社会と国際関係 [放送大学]

放送大学、前の学期は科目履修登録を忘れて試験がなかったので、一年ぶりの科目認定試験です。

今回最初の科目は東アジアの近現代史とも言うもので、太平洋戦争終了からの、中国、台湾、香港・マカオ、朝鮮半島の歴史を俯瞰し、現在の状況を考えるというものです。

かつては理系だったこともあり、高校での日本の近現代の勉強も怪しく、未だに苦手意識があるので、こうした俯瞰的な勉強は新鮮です。
日本以外の中国や朝鮮半島も、個別の歴史は触れたこともありますが、相互関係を見ることが全体的な理解につながると改めて思います。

例えば、中国の歴史でも、日清戦争の後、大正デモクラシーの時代には多くの中国人留学生(ピーク時には8000人)が日本で学び、清朝後の重要人物を輩出しています。

中国の歴史は、古くから始めると近現代はどうしても薄くなってしまいますが、中華人民共和国の歴史に特化すると、成立期、調整期、文化大革命期、改革・解放前期、改革・解放後期となかなか深いものがあります。
そもそも成立時は、中国共産党の一党独裁ではなく、様々な政治集団の連合政府でした。

その後の共産党中心への転換、文化大革命、改革開放の流れ、鄧小平の浮き沈みも面白いです。
私が生まれた1969年って、まだ日中国交正常化もされていなかったし、そもそも文化大革命の真っ最中だったんですね。
そして、国連の常任理事国も中華人民共和国ではなく、台湾の中華民国でした。ぼんやりと江青女史のニュースを見た覚えがありますし、学校の社会では人民公社を習いました。

子供の頃って、韓国も台湾も独裁国家でしたし、金大中氏の拉致事件のニュースも見た覚えがあります。
かすかに記憶にあるニュースと、物心ついてから学んだ現代史がつながっていくのも興味深かったです。

今も東アジアは安全保障上の問題もあり、安定しているとは言い難いですが、昔の方が良かったかというと、そう簡単でもないのだと思います。

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